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2016年6月28日火曜日、 無事にリサイタルを終えることができました。
ご来場いただいた皆様、そして応援してくださった皆様、 心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。 |
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数ヵ月の間この上ない充実感と同じくらいの緊張感のもとで過ごしました。 もちろん私にとってその時間はこの上ない幸せなひとときでした。(でなければリサイタルはしないです。) 音楽という芸術は歌ったその瞬間にすべてが終わります。 あの時の演奏は良くも悪くも二度とできない一度きりのものです。時々そのことがとても空しいことにも感じます。 でもだから見えない音楽が人の心の中まで染み込んだとき、感動を生むのだと思います。 そんな歌を私も歌いたい!だからまだまだ頑張ります。
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まずはシューマンのリートを6曲。大好きなシューマンの後期の短い曲を選びました。どの曲も美しく可愛い曲ばかりです。 10年以上前に歌ったScheeglöckchen,Er istsは前よりドイツ語がわかるようになったので言葉とメロディを一緒に感じて歌うことができました。 Aufträgeはまさしく言葉がわからなければ歌えない曲です。もっと流暢に話せるよう努力しなければ… |
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フランス歌曲は初めてリサイタルで歌いました。ウィーンのオルガ先生に前々から「フランスものを歌うとレガートの感覚をつかむことができ、プログラムにメリハリができる。」と勧めていただいたのですが、フランス語がネックになりなかなか本番に出せませんでした。今回は勇気を!出してチャレンジさせていただいたのです。 なかでもバラの精はオルガ先生の大好きな思い入れのある曲です。 まだまだ難しすぎるフランス語ですが良い曲にめぐり逢えたらこれからも歌いたいです。
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ヴェーベルンはやはり一番難しかったにも関わらず、どれよりも歌いやすく(譜読み後)好きな曲になりました。とはいうもののなかなかピアノと合わせるのが大変で幸野さんとは最も時間をかけて練習した曲です。たぶん言葉を伝えることが一番やり易いのかもしれません。メロディの美しさで歌うのではないので、言葉として捉えやすいのです。最初はピアノと合わせる時、縦の線が合うかどうかで四苦八苦していたのが、だんだんとお互いが自由になってきました。舞台で歌った時はその瞬間を味わうためと言っても言い過ぎでないほど至福の瞬間でした。そのためだったらまたどんなことでもしようと思えるのです。
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休憩の後、日本歌曲のステージでした。「神様だったら見えるのかしら…」(音楽の最初)このフレーズを歌い出したとたんに会場の空気が和んだ気がしました。やっと日本語だ…という感じでしょうか。 「椿」以外は合唱団で指揮をしたものばかりです。4声のアカペラの「音楽」、2声のピアノ伴奏付きの「誰が小さなベルをおす」「ユレル」、そして3声の「今日もひとつ」「ケヤキ」。合唱とソロは思っていた以上に違うものでした。ですから合唱の方が、ソロの方が良いだとか悪いだとか、比べることはできないと思います。 さて、「椿」は去年あるコンサートで歌われているのを聴きました。素晴らしい演奏でした。歌詞の内容は反戦のメッセージなのですが、とても美しいメロディです。それがよけいにその悲しみを訴えるのです。
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最後のステージは、リサイタルではまたまた初めてのオペラアリアを歌いました。 実は少し前まで、リサイタルでは歌曲だけを歌うつもりでした。(一生ドイツリートと日本歌曲だけを歌うつもりでした。)でも自分を表現するにはアリアを歌う事はとても良い経験になりました。発声においても声を出しやすく作られているアリアに助けられました。何事も決めつけてはいけないのですね!柔軟な声を出すためにも柔軟な考えを持たねばと学びました。
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感じたままに書かせていただきました。
年に何度もできないリサイタルです。 欲を言えば同じプログラムで何回か演奏できれば そんな幸せはないでしょう! でもまた次回少しでも良い歌が歌えるように 努力したいと思っています。
今年も来年もコンサートの依頼はいくつか受けています。 またこのページに案内させていただきますので、 時々ご覧になってください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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