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2020年10月23日(金)無事にリサイタルを終えることができました。 ご来場くださいました皆様、そして応援してくださった皆様、ありがとうございました。 (お礼が大変おくれてしまい申し訳ございません!)
コロナ禍でのリサイタル、たくさんの方の協力がなければ実現できないことでした。 そして感染対策に万全の注意を払い、会場内での感染は防げると確信をもって開催しました。 ホールの方々、出演者、何よりもお客様が生のコンサートを喜んでくださったことが心に残りました。 生涯忘れることのないリサイタルです!
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ハイドン ハイドンの歌曲はまだリートとして確立されていないのですが、素朴な中にもハイドンならではのメロディーの美しさが随所にあり、練習すればするほど新しい発見があって、これからもコンサートで歌っていけたらと思っています。一番たくさん練習したのがハイドンの歌曲でした!
リュッケルト 今回はマーラーの「リュッケルトによる5つの歌曲」をメインにプログラムを考えました。他のマーラーの歌曲は何度か演奏してきたのですが、この歌曲は私にとってとても難しく(その割には地味)特別な歌曲でした。何年か前ある歌手がコンサートでこの曲をまるで祈るように、語るように歌われていました。いつまでも心に残る素晴らしい演奏です!私も覚悟の上歌いたいと思い何年か前から練習を重ねてきました。特に「私はこの世に忘れられて」「真夜中に」は緊張感を要する歌曲です。このリサイタルの前に何度かコンサートで歌わせていただき、納得のいく演奏ができたと思っています。 |
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天上の暮らし 「天上の暮らし」はこれまでも一緒に演奏してきたクラリネットの松原さんが歌、クラリネット、ピアノに編曲された楽譜を見つけてくれました。アンサンブルに慣れている松原さんのクラリネットはとても素敵でした。マーラーが大好きな私には3人でのアンサンブルができとても幸せなひとときでした。
日本歌曲 日本歌曲は毎回選曲に苦労します。今回はこれまで歌ってきた中で私の大好きな曲を歌わせていただきました。数十年前?初めてのリサイタルで歌った「舟唄」、「たんぽぽ」、山田耕筰のなかで一番好きな「六騎」、日本情緒豊かな「さくら横丁」これからも大切に歌っていきたい曲です。
コルンゴルト 今回はオーストリアの作曲家の歌曲をと考えコルンゴルトを選びました。まるで映画音楽のようでとてもドラマティックな歌曲です。詩はとても官能的で表現するのに苦労しました!ハイドン、マーラーとは全く違った音楽で、とても華やかなので今回のリサイタルの最後に演奏させていただきました。
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最後になりましたが今回も幸野紀子さんの素晴らしいピアノで歌えたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。そして松原央樹さんの素敵なクラリネットとも協演できました。 何よりも不安な思いで聴きに来てくださった皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。 お客様が聴いてくださるなかで演奏できる喜びを感じた今回のリサイタルは貴重な体験でした。コロナがなければ得られない感動もたくさんありました。でも早くコロナが収束することを願っています。「コロナの時はたいへんだったね!」と思い出話ができますように。 |
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